ゴム製造業
ゴムといえば、輪ゴムやタイヤをはじめとするさまざまな日用品に使われている素材です。ゴム製造業は、そんなゴムを開発して製造し、世に送り出す仕事。日本のものづくり産業を陰で支える、ゴム製造業の仕事内容や年収をご紹介します。
取材協力:三陽工業株式会社
引用元:三陽工業株式会社公式HP(http://sanyou-ind.co.jp/)「ニッポンのものづくりにわたしたちの力を」
- 三陽工業社員インタビュー
日本の工業界を代表する数多の企業に優秀な正社員エンジニアを派遣させている三陽工業株式会社に取材・監修協力を得ました。「ニッポンのものづくりにわたしたちの力を」をスローガンに掲げる同社での、ものづくりの楽しさや喜び、やりがい、誇り…、そして今後の展望を語っていただきました。
ゴム製造業の仕事内容
ゴム製造は、その名のとおりゴム製造全般に関わる仕事です。具体的な仕事内容としては、機械の操作補助や組立、検品などがあげられます。材料を補充したり、成形されたゴム製品を組み立てたり、仕上がりをチェックしたりと、工程により作業内容はさまざまです。
ゴム製造を行なう企業は、大きく分けて2つ。「100円ショップやホームセンターなどで安く売られるゴム製品を作る企業」と、「新素材のゴムを開発・製造し、それを使った製品を作っている企業」です。
前者は中小企業が多く、収入が安定しているのが特徴。具体的な商品としてはゴムバンドやゴムホース、シートなどが挙げられます。一方で後者は、大手企業が多いのが特徴。社用タイヤといった最新技術が反映された製品を作っています。
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ゴム製造業の勤務スケジュール
ゴム製造業における勤務形態ですが、中小規模の企業で働く日勤がメインとなる場合から大規模工場で勤務するシフト制の工場の場合まで様々になります。
1日の流れ
あるゴム製造業工場の1日の流れを下記にご紹介します。
- 8:15 出社、メールのチェックと当日のスケジュール確認
- 9:00 海外拠点と打合わせ、海外の開発担当者と新製品開発のためのWeb会議
- 12:15 昼食休憩
- 13:00 設計開発部署と打合わせ、新製品開発スケジュールの確認と進捗共有
- 15:00 報告書作成、材料の設計・試作・評価に関する開発報告書の作成
- 17:00 翌日の業務予定を確認して終業、帰宅
上述の例は、自動車関連の部品としてゴム製品を開発する中小規模の工場の例となります。この一例では材料開発を担当しており、1日の中で打ち合わせや報告書の作成などの作業が業務時間の多くを占めています。業務内容によっては1日2時間程度の残業が発生することもあるそうです。一方で工場内での作業勤務となる場合、業務時間は上記の例とあまり変わりはなく、1日8〜9時間となる場合が大半です。正午には1時間の昼休憩をはさみ、また午前午後に1回づつ小休憩をはさむ工場もあるようです。
大規模工場となると、他業種と同じように24時間操業のケースが多くなります。その場合、2交代制ないし3交代制のシフト勤務を行い、1日の労働時間は8〜12時間となる場合が多いです。この場合、残業はあまり無いようです。
休日の取り方は工場によって異なり、同じシフトを4日間続けて働いて2日休む4勤2休制であったり、同じ時間帯のシフトをずっとこなしていくシフトなど、工場によってまちまちです。上述の製品開発者となると、土日祝日が休みとなるケースがほとんどです。
正社員の場合、上記の固定シフトのほかに年末年始・ゴールデンウィーク・夏季休暇等が与えられ、年間合計110〜125日程度の休暇が取れる勤務がほとんどです。この点も企業や工場により異なりますので、就業前に確認することをおすすめいたします。
年収
ゴム製造業の平均年収は、企業によって大きく差が開くので注意したいところ。中小企業より、大手企業の方が年収は高いでしょう。特にゴムタイヤを製造する企業の場合、日本の自動車業界を支えているとあって高い年収が期待できます。
例えば自動車タイヤ大手のブリヂストンの場合、2020年4月の実績で高卒初任給が20万9,000円、大卒で22万5,600と公式ホームページで公開されています。製造業としてはそれほど高い初任給ではありませんが、ブリヂストンの平均年収は700万円以上というデータもあり、勤続年数が長くなればチャンスは大きいといえるでしょう。
一方中小工場の年収は400~500万円が平均といったところです。ゴム製造で高年収を狙うなら、なるべく大手企業に入るのが一番の近道でしょう。取扱製品をチェックし、将来的に需要が持続しそうな企業を選ぶのも大切です。詳しくは後述しますが、医療や介護分野は今後も伸びが期待できるため、成長とともに年収アップも狙えます。
将来性
ゴム製造業の将来性は、少子高齢化に影響を受けている状態。人口が減少することでゴム製品の需要と供給のバランスが崩れてしまうと懸念されています。加えて、新興国が台頭してゴム製品のシェアが少なくなるという予想も。しかし、なかには将来性が期待できるゴム製品もあります。
その製品が、医療品・介護品です。今後の高齢化により、医療ケアや介護が必要な方の増加が予想されます。そのニーズにこたえるゴム製品が、一大分野を築くことも考えられるのです。
ゴム製造業になるには
ゴム製造業に就くために必要な資格や技術は、職種によって異なります。たとえば大手の自動車事業と関わるゴム製造会社であれば、各種部品の取り扱い経験を重視されるケースが一般的。また、材料系・化学系の大卒資格が求められる場合もあります。加えて製品の種類によっては、医療機器製造業や危険物乙主第4類などの資格を持っていると有利になるケースもみられます。
一方で、未経験でも入社できる企業が多いのも事実。資格取得のための補助制度を設けている企業もあるので、事前のリサーチをしっかりと行いましょう。
まとめ
一言でゴム製造業といっても、その実態は実に奥深いもの日用品を。製造するケースから、自動車のタイヤや部品を製造するケースまでさまざまです。求められる資格や人材像も変わってきます。自身が目指すゴム製造業はどのタイプか見極めて、企業研究やスキルアップに臨むことが大切です。
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取材協力・監修者:三陽工業株式会社

引用元:三陽工業株式会社公式HP(http://sanyou-ind.co.jp/)
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三陽工業株式会社は、1980年・昭和55年に明石市にて設立以来、ニッポンのものづくり産業の中で事業を推進し続け、現在では全国35の拠点をベースに事業を展開している企業です。
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